ジャンボアカデミーの秘蔵っ子・佐久間朱里選手は、秘密のままで終わってしまうのでしょうか?
いえ、そんなことはありません!
この記事では、佐久間朱里選手の優勝に必要な、ジャンボの教えと、彼女の努力をご紹介します。
ジャンボの教えには、アマチュアの参考になる話もたくさんあるので、楽しんでいってください。
まだ見ぬ“初優勝”へ──ジャンボアカデミー仕込み佐久間朱莉
ゴルフが大好きで、父親について練習場へ通っていた佐久間朱莉選手は、
すでに、ジュニア時代から注目される存在でした。
2014年 埼玉県小学生ゴルフ大会
2014年 関東小学生ゴルフ大会 2位
そんな彼女の活躍は、あの、ジャンボ尾崎の耳に入ることになり、
ジャンボ尾崎がつくった「ジャンボアカデミー」へ入会することになります。
ジャンボに仕込まれた彼女は、その後、メキメキと実力を付けます。
そして、2023年のプロテストに1回目の受験でトップ合格しました。
2019年 関東女子ゴルフ選手権
樋口久子三菱電機レディスゴルフトーナメント27位タイでローアマチュアを獲得
2020年 ナショナルチーム選抜
2021年 1回目のプロテストでトップ合格
ステップアップツアー・京都レディースオープン優勝
身長155cmと小柄ながらも、ドライバーの飛距離は240ヤード超え。
すでに、実力十分な彼女は、すぐにステップアップツアーで優勝しますが、
不思議なことにJLPGAツアーでの優勝がまだありません。
生年月日:2002年12月11日
出身地:埼玉県川越市
身長:155cm
血液型:AB型
出身校:埼玉平成高等学校
プロ転向:2021年6月26日(JLPGA93期生)
所属:大東建託
好きなもの:ゴルフ、ファッション
趣味:ゴルフ、ファッション
出典:JLPGA公式プロフィール、ALBA選手紹介記事
ゴルフ漬け佐久間朱莉の高校生活を支えてくれた父親
佐久間朱莉選手は、地元のゴルフ強豪校・埼玉平成高等学校に進学します。
そんな彼女は、朝から晩までゴルフ部の練習と遠征に明け暮れる高校時代を過ごします。
さらに、「ジャンボアカデミー」の練習にも参加する彼女の生活はゴルフ漬けでした。
2018年:関東ジュニアゴルフ選手権15〜17歳の部 優勝
2018年:関東高等学校ゴルフ選手権 優勝
2018年:関東女子ゴルフ選手権 優勝
2019年:日本ジュニアゴルフ選手権15〜17歳の部 2位タイ
2019年:樋口久子三菱電機レディスゴルフトーナメント 27位タイ ※ローアマ
プロに入ってからも、ゴルフバッグを担いでキャディをしてくれる父親のことを、
彼女は「お父さんがいなかったら、ここまで来れなかった」と語っています。
ゴルフを始めたきっかけはお父さん。
ゴルフを続けてこれたのも、彼女を支えてくれたお父さんなのでしょう。
出典:GOLF Net TVインタビュー、スポーツ報知
出典:埼玉平成高校パンフレット、ALBAインタビュー
佐久間朱莉の優勝に必要なもの|ジャンボの教えその1:「小柄でも飛ばせる」秘密とは?
ドライバーの飛距離が240ヤード、得意クラブは8番アイアン。
佐久間朱里選手のプレースタイルは「伸びしろタイプ」です。
155cmという小柄な体格で240ヤードを超える球を打っていますが、
まだまだ、伸びしろはたっぷりとありそうです。
遠くへ飛ばす秘密は、
体の回転をうまく使った効率的なスイングと、クラブをしならせる柔軟性にあります。
つまり、下半身の安定感としなやかなタイミングが、パワー不足をカバーするのです。
「小柄でも飛ばせる」技術には、同じように悩むゴルフ女子たちへのヒントも詰まっています。
1.低い球を打つ
佐久間朱莉選手は、風に負けない低いて強い球を打つことを意識しています。
それは、アプローチでも同じで、低く出して転がる球を心掛けているそうです。
彼女のスイングは、ジャンボ尾崎さんに似ていて、低く長いテークバックが特徴です。
この特徴が、 低く強い球を打つための要素だと言いわれています。
出典元: ALBA Net – ジャンボ尾崎のエキスを感じる、佐久間朱莉の低く長く引くバックスイング【女子プロのドラテク】
2.軸を意識したスイング:
飛距離と方向性を両立させるために、彼女はスイング軸の安定を意識しています。
体の軸を意識すると、スイングのブレを減って、ミート率が向上するそうです。
出典元: ALBA Net – 現在ボールストライキング1位! 佐久間朱莉は“カウンター効果”で飛距離と方向性を両立【女子プロのアイアン技】
3.体の使い方
「体の使い方が上手くないと飛ばない」という基本を徹底したことで、
飛距離がアップしたそうです。
体全体を使った効率の良いスイングができるようになると、
飛距離アップだけでなく、方向性も安定するそうです。
出典元: my-golfdigest.jp – 【インタビュー】佐久間朱莉「“データ”を取りながらアプローチを徹底的に練習しました!」

ジャンボの教え、わたしも試してみます。
佐久間朱莉の優勝に必要なもの|ジャンボの教えその2:8番アイアンに込めた思い
佐久間朱莉選手の“勝負クラブ”は、ジュニアの頃から、
練習場にあるグリーンに、10球連続で乗せる練習を続けてきた8番アイアンです。
達成したらターゲットを変えて、また10球連続で乗せるまでくり返すのです。
この練習には、アイアンの精度を高めることと、集中力を鍛える効果があるそうです。
最初の頃は彼女でも、一つのグリーンを攻略するのに1時間以上かかったそうです。
これが、自信を持って振れるクラブを作る練習方法なんですね。
じつはわたしも、このクラブだけは「絶対に大丈夫だ!」と思える自信が欲しくて、
この練習をはじめました。
でも、10球連続でグリーンを捉えることは、まだ達成できていません。

次のターゲットに移動するまで、もうしばらくかかりそうです。。。
出典:GOLF Net TV「MYクラブセレクション」企画、本人SNS
佐久間朱莉の優勝に必要なもの|ジャンボの教えその3:ルーティンと、メンタルの整え方
ジャンボアカデミーでは、心技体の「心」を大事にしています。
「オレも心配性だったけど、やらなければいけないからやり抜いた」と話すジャンボ。
心配している暇があるのなら、
心配を感じなくなるまで練習を重ねて、
本番では体に染みつけた動きをすればいい。
そんなことを示しているのでしょうか?
また、心を落ち着かせる術も大切に考えているようです。
そのため、ジャンボアカデミーには、至る所に盆栽があります。
盆栽を眺めることが、心を落ち着かせるのに効果が大きいのだそうです。
試合前には音楽を聴いて気持ちを整えるという佐久間朱莉選手にとって、
ルーティンは心を落ち着かせる時間です。
「周りが見えなくなるほど集中する時がある」といいます。
これが、盆栽で鍛えた効果なのでしょうか?

アドレス中にあれこれ考えてしまうわたしも、今度のラウンドで試してみます。
出典元: ゴルフパートナー – 初の予選通過を狙う! “ジャンボ軍団Jr”の女子高生2人
出典:ALBAインタビュー、GOLF Net TV特集
佐久間朱莉の優勝に必要なもの|ジャンボの教えその4:ジャンボの激励
佐久間朱莉選手はジャンボアカデミーで、尾崎将司プロから直接、技術と考え方を指導されました。
そして、自分で考えて、プレーを組み立てる「考えるゴルフ」を身につけました。
彼女が「考えるゴルフ」を大切にしていることは、ラウンドごとに変化するコースマネジメントから感じられます。
「ここではどんな判断をするんだろう?」と観察しながらの応援も楽しそうですね。
しかし、いつまでも優勝できない彼女に対してジャンボは、
『いつまでそのへんの位置で戦っているんだよ』と辛口の激励を受けます。
さらに、「お前は勝ちにこだわれ」と激励が続きます。
ジャンボの言葉で目が覚めた彼女は、
「前は優勝争いだけでうれしかったけど今は満足できない。勝ちにこだわりたい」
と優勝を決意しています。
こんなに、実力を信じてくれる人がいるなんて。
それが、ジャンボ尾崎だなんて、うらやましいです。
出典:ジャンボアカデミー紹介ページ、日刊スポーツ
佐久間朱莉の優勝に必要なもの|ファンの応援
佐久間朱莉選手のインスタグラムのコメントを読んで笑ってしまいました。
最終ホールのグリーン周辺、大勢のギャラリーでごった返している中から、
佐久間選手のタオルを持って応援するファンの姿を見つけて、
「応援ありがとう!」、「嬉しい!」とコメントしています。
おとなしそうに見えたので、大きな応援はプレッシャーになるのかな?
と思っていましたが、じつは、彼女は応援されることで力が出るタイプのようです。
ファンから声をかけられることがすごく嬉しいようです。
会場に応援に行って、タオルを持って「がんばってね」と声を掛けてあげましょう。
インスタグラムでコメントやリアクションでの応援も嬉しいようです。
佐久間朱里選手の優勝に必要なもの、
「お父さんの支え」と「ジャンボの教え」、
最後はファンの「推し」ということで、
優勝に向けてがんばっている彼女を、そっと「推し」てみませんか?
出典:本人Instagram、GDOファン交流記事
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