“ミスを笑い飛ばして“気持ちを切り替える新人女子プロ・大久保柚季選手。
まだ知名度はそれほど高くないものの、安定感あるプレースタイルと、ミスを引きずらないメンタルの強さで、彼女はじわじわと注目を集めています。
本記事では、彼女のメンタルの強さの秘密と人物像、プロゴルファーとしての特長をご紹介していきます。
大久保柚季ってどんな選手?“記憶力抜群、でも忘れ物が多い”ギャップが魅力
大久保柚季選手は、加賀電子に所属する若手女子プロゴルファー。2024年に見事プロテストに合格し、今後の活躍が期待される選手です。
性格はおっとりしていて、いつもニコニコと笑顔が印象的な彼女ですが、その裏には「記憶力が良いのに忘れ物が多い」という、ちょっと不思議なギャップがあります。
彼女は一度見たホールの特徴やライを正確に覚えているほどの記憶力を持っていて、戦略を練る上でも大きな武器になっており、冷静な判断力にも繋がっています。
一方で、日常生活では忘れ物が多く、ティーやボールをうっかりバッグに入れ忘れることがしばしばあり、 “何も考えていないでしょ!”と言われることが、ちょいちょいあるそうです。
口癖は「まぁ、なんとかなるでしょ!」。ミスをした時でも笑ってやり過ごす心の強さ。ミスをした時こそ、肩の力を抜いて自然体を保つ姿勢が、彼女の人柄と芯の強さを物語っています。
「しっかり屋さん」と「うっかり屋さん」、「なんとかなるでしょ」このギャップを彼女がゴルフにどう活かすのか?興味がつきない選手です。
大久保柚季フェアウェイキープ率とプレースタイル|メンタルの強さでプロテストに合格
大久保柚季選手のプレースタイルでまず注目すべきは、フェアウェイキープ率の高さです。
ドライバーの飛距離は230ヤードですが、ショットの安定感に優れ、プレッシャーのかかる場面でも、しっかりと狙った位置にボールを運ぶ正確性が魅力です。
さらにアプローチも得意な彼女のプレースタイルは“ショートゲーム巧者タイプ”です。
さらに、ティーショットでは、飛距離よりも安定性を重視しており、ミスが少ない点が強みです。
ただし、本人は「ギャラリーが多い1番ホールのティーショットだけは、どうしても“フェアウェイに打てなかったらどうしよう”と考えてしまう」と語っており、緊張や不安を感じる場面もあるようです。
それでも、表情には出さずに笑顔で打席に立つ姿からは、メンタルの強さや冷静な自己コントロール力がうかがえます。
プロテストでは、ショットしたボールが木の枝に引っかかり落ちてこないというアクシデントに見舞われ、焦りから同じようなミスを繰り返した結果、大叩きしてしまう場面がありました。
大抵のミスは笑ってやり過ごせるメンタルの強さを持っている彼女ですが、この時ばかりは、同伴している選手たちに「一回泣いてもいいですか?」と声を掛けて涙を流したそうです。
一回泣いてもいいですか?
それでも、泣いた後にはすぐに気持ちを切り替えて、プロテストに合格した彼女は凄い選手です。
大久保選手のフェアウェイキープ率やミスへの対応力は、今後の彼女の大きな武器になっていくでしょう。
大久保柚季スノーマン推しで野球好き。意外と親しみやすい一面も
プロゴルファーというとストイックなイメージがありますが、大久保柚季選手は、今時の女子らしい親しみやすい趣味を持っています。
例えば、人気グループ「Snow Man(スノーマン)」のファンで、推しメンのライブや活動をよくチェックしている“オタク”です。暇があればSNSで情報収集をして「推し」ているそうです。
また、今時の女子プロゴルファーで流行している野球観戦も大好きで、プレーの駆け引きや勝負の流れを見るのが楽しいと「推し」ています。
こうした庶民的な趣味を持つところが、逆にファンから「親近感が持てていいね!」と「推される」理由でもあるのです。
プロアスリートとしての真剣な姿と、日常では普通の女の子のような趣味を持っているギャップが、大久保柚季選手の魅力のひとつです。
大久保柚季の家族|教え上手な姉と二人三脚でつかんだプロの道
大久保柚季選手には、姉という心強い存在がいます。このお姉さんはティーチングプロの資格を持っており、技術的な助言だけでなく、メンタル面でも大きな支えになっているようです。
プロテスト前や重要な試合の前には、姉の言葉に助けられたと語る場面も多く、家族の支えが彼女の活躍の原動力になっているようです。
「コーチの言葉も大事だけど、姉のアドバイスは心に染みる」と話す彼女にとって、姉の存在はただの家族以上の存在です。
特に、うまくいかないときや緊張感が高まる場面では、姉のひと言を思い出すことで、気持ちをリセットできるので、“ミスを笑い飛ばせる”のではないでしょうか。
このように、選手個人の努力だけでなく、家族の関わりが大きな支えとなっている点が、彼女の人柄をさらに引き立ているようです。
「大久保柚季 姉」などのキーワードで彼女を検索する人も今後増えてくると予想されます。
大久保柚季選手の「推し」ポイント|“これから”に注目。ダイヤモンド世代の新星
1990年代後半〜2000年代前半生まれの「ダイヤモンド世代」が女子ゴルフ界で注目されていますが、大久保柚季選手もその一員として期待される存在です。
安定感のあるショット、フェアウェイキープ率の高さ、そしてプレッシャーの中でも笑顔を忘れないメンタルの強さ。
これらはすでにツアーでも通用する力であり、トップ選手たちとのこれからの戦いで、さらに磨かれていくでしょう。
ゴルフを始めたばかりの方や、伸び悩んでいる方は、技術を磨く前に、“心を磨いてみませんか!”。
彼女のように“ミスを笑い飛ばす”ことができるようになれば、スコアがずるずる崩れていくことを防げるはずです。
今期はステップアップツアーが主戦場になりますが、ショートゲームとメンタルの強さに注目して、彼女を応援してみましょう。
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