たった一打のミスが、その日のラウンドすべてを崩してしまう──そんな経験、ありませんか?
私もかつて「引きずるゴルファー」でした。でも、ある女子プロの“切り替える姿勢”からヒントをもらい、自分なりのメンタルリセット法を見つけたんです。
スコアが安定しないと悩む初心者にこそ伝えたい、「うまくなる前に、強くなる」思考術とは?
最初のミスで崩れる初心者ゴルファーのメンタル「あるある」
1打のミスが尾を引く…
風は止んでいた。ピンまで140ヤード。
8番アイアンを握る。少し噛んだ。ボールはグリーン右手前、バンカーの縁に止まった。
その瞬間、何かが崩れた。
次のバンカーショットはトップ。グリーン奥へ。そこから3パット。
「まただ」
声にならないつぶやきだけが、口の中で転がった。
こんにちは、元応援団のまひろです。
エンジョイゴルファーのわたしは、まだまだスコアも不安定。
特に、ミスを引きずる癖が長年の悩みでした。
最初のホールでOBを打つと、もうその日は終わったような気がしてしまう。
パーを獲った後にダボを叩いた時も、「さっきのパーはまぐれだったんだ」と自分に言い訳してしまう。
技術じゃなく、心が乱れてる。
それに気づいているのに、どう切り替えればいいかわからなかったんです。
ゴルフ初心者の大敵「引きずりミス」。女子プロから学んだ“切り替えのコツ”で、スコアが安定した体験談を紹介します。
女子プロのメンタルを学ぶ「切り替える力」──大久保柚季選手の思考法に注目
そんなとき、大久保柚季選手(97期)のプロテスト最終日の話に驚かされました。
合否を分けるかもしれないミスショットの直後、彼女は泣きました。
それも、同伴している選手たちに「一回泣いてもいいですか?」と声をかけて。
その後は、「あー、やっちゃった!」と軽く流すような、明るい笑顔。そこからのリカバリーがまた見事。ミスが、次のプレーに全く影響していない。
でも、思ったんです。
「あれは、彼女だからできることだな」
強い人は、笑える。私は、まだ笑えなかった。けれど、学びはありました。
切り替える方法は、きっと人によって違う。
だったら、自分に合うやり方を探せばいい。
初心者でも実践できた「気持ちの整え方」3選~ゴルフ初心者におすすめ
私がやってみたのは、ミスの後に行う“おまじない”のような習慣を作ることでした。
- ホールアウトしたあと、ベルトを一度締め直す
- 次のティーに向かうとき、3回深呼吸する
- ミスした自分に「ナイスチャレンジ」と言う
最初はバカバカしく思えたけど、不思議と心が整うんです。
これをやることで、「さっきのホールはリセットされた」と、自分に暗示をかけるようになりました。
それだけで、ラウンド中のメンタルの波が、少しずつ穏やかになっていきました。
初心者ゴルファーこそ、“自分を整える習慣”を持とう
大久保柚季選手のように、笑い飛ばすことはできないけれど、
彼女から学んだのは、「切り替える技術」が、スコアよりもっと大事だということ。
初心者こそ、自分に合う“心の整え方”を持っておくべきだと、私は思います。
ミスは誰にでもある。けれど、その先を変えられるのは、自分だけです。
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